イベントの感想等まとめ

声優イベントなどのまとめを備忘録がわりにつけています。

刀使ノ巫女・みにとじ放送終了記念ファンミーティング 概要

刀使ノ巫女・みにとじ放送終了記念ファンミーティング

 

最終話生コメンタリー

 柿本さん、最初の渦みたいなやつはブラックホールという設定だが撮影さんに言っても分かってもらえない。薫が御刀を投げたのに写シがはがれていなかったのでBDで修正。最終話の脚本は一発OKで脚本会議も2時間くらい。

 


 母と子で終わらせるというのは決まっていたので、このゴールに向かって作っていた。椎名P、伏線を全部回収できていたかものすごいチェックしていた。信田さん、可奈美と美奈都最後の立ち合いで、美奈都が初めて突きの構えをした。これは可奈美を「突き放す」という意思の演出だった。

 


 神谷さん、「(髪などの)斜線の演出は半分隠世いる人とそうじゃない人の区別、貼り込みじゃなくてテクスチャだけで素材を作っているのでめっちゃ時間がかかっている、柿本さん、撮影監督さんが何でもやってくれる人。写シ、迅移などの撮影の処理で助かった。神谷さん、夜見の蝶は作画的には煙、撮影で増やしている。信田さん。姫和の篝に対する思いは母の言霊が残っている呪い。でも、篝は自分の思いを継いでほしいのではなく自分の残念な気持ちを吐露しただけだった。24話はその呪いを解く作業。

 


 美奈都と篝のデザインで意識したことは?しずまさん、美奈都は20年前に流行ったシャギーの入った髪型。篝はhide with Spread Beaverの曲を聞きながら(イメージしながら?)デザインした。

 


 だんだん大人になっていく可奈美と姫和。作画さんにも分かってきてくれる人がだんだん増えて自然とそうなっていった。刀使ノ巫女で一番最後に上がったカットが神谷さんの可奈美対美奈都。5秒のシーンで原画140枚、作業時間3日間。立ち回りのアクションは2Dも3Dもこの人数ならこういう動きになるとリアルを追求していった。最初に隠世から戻ってくる方法もなんとなく決まっていた。スペクトラム計が割れることで旅が終わる。

 


 刀使ノ巫女には桐生さんと岩倉さんといった合わせ鏡になるキャラが必ずいる。最後のまきすずのシーンの寿々花を作画したのは八尋さん。八尋さんのヒスおばはやたら可愛いし最後はあの顔にしようとしていた。最後の後ろ手つなぎかなひよの原画は緒方さん。

 


 髙橋さん、新陰流に免許皆伝はないのは分かっているけど、美奈都なりの表現として使った。24話のアフレコは長かった、ギリギリまでやっていて、帰る人がいたのでアフレコ後の最後のあいさつができなかった。アフレコで決まったことが作品にどんどんフィードバックされていく。瀬戸さんからの紫に対する提案などがあった。キャストの中でどんどんつながっていく。信田さん、演出で10人以上を管理するのはしんどい。それ以上は作品はキャストさんのものとして作ってもらう。柿本さん、アニメーターも声優さんがこういう演技でやってくるなっていうのがだんだんわかってくる。

 


刀使ノ巫女、ここがえーでスタッフ版

 朱白さん、「各種コンテンツの相互補完がえーで!」(朱白さんは)周辺で関わってる。キャラクターがぶれないようにする。ストーリーが1→2の話の時に、1.5を朱白さんが補完することにより2の部分を際立たせたい。たとえば薫の誕生日サプライズの話(第15.5話)

 


 ここで舞台刀使ノ巫女の話になり、可奈美と美奈都の演出の話。あれは美奈都が可奈美に乗り移ってるように見えたが、本編12話は美奈都が乗り移ってるわけではない。(あくまで可奈美がああなってる)刀使ノ巫女本編の脚本でカットされてるものをドラマCD、舞台で補完している。

 

 

 神谷さん、「3Dアクションがえーで!」3Dで剣劇(接する・交わる)を描くのは難しい。(神谷さんは)作画なのに、3D作監で呼ばれてなぜ?と思った。モデルが良かった、グラフィニカの人たちが作り込んでくれた。23話の可奈美がほかの人の技を使うアイディアは3D監督のもの。

https://twitter.com/k_hisane/status/1007679079858855936

 

 信田さん、「可能性の世界がえーで!」漫画では夜見さんが死んでないなど刀使ノ巫女の正史はない。どれも正解ではない。ゲームも春を盗むなど面白い。みにとじの「ゆめ」は絶対泣ける汚いボールを投げた。刀使ノ巫女全体のおまけみたいになっている。

 


 しずまさん、「絆がえーで!」人、御刀、荒魂、2クールあった分のつながりが凄い。椎名さん、誰と誰が絡んでいきますかと(しずまさんに)質問される。しずまさん、2人でいると(関係性が?)強くなるので考えてデザインしている。三女神は最初はタギツヒメだけだった。急に3人に分かれるという話になった。長女タキリヒメ、次女イチキシマヒメ、3女タギツヒメ。椎名さん、しずまさんが印象に残ってるシーンは?しずまさん、可奈美と美奈都。美奈都と会えなくなると思うと寂しい。

 


 髙橋さん、「応援してくれる方々がえーで!」柿本さん、アイディアは草も生えないくらい出し尽くした。椎名さん、オリジナル作品なので偉い人の心を動かすのは難しい。信田さん、ゼロスタートなので難しい、お客さんを巻き込んでいくしかない。髙橋さん、1話目の反応でへこんでいた。twitterで3人ほめていたのでよく書いてくれてる人にいいねした。椎名さん、へこむのは出したものにアンチもいないこと。刀使ノ巫女は川柳部やマイクロビキニ部などお客さんが楽しんでくれる。スタッフはこれからもエゴサを続けます。

 


 柿本さん、「スタッフ、キャストのこだわりがえーで!」本渡さんはあんな人見たの初めて。どんだけ台本に質問を書いてるのか。朴璐美さんの女子高生役がどんどん更新されて、居残りでやってくれる。まきすずなどは声優さんに作ってもらっていた。死んでいたかもしれないしもっと敵役になっていたかもしれない。本読みは地獄で毎週6~7時間あった。

 


みにとじ全話イッキ見!生オーディオコメンタリー

 1話、姫和の「そうでもない」はアドリブ。マンションは鎌倉に実際あるマンション。真庭学長の名前はだんだんエスカレートさせようとした。

 


 2話、鹿志村さんにみにとじは百合成分を強めたいといわれた。可奈美を奪い合う正妻戦争。刀使ノ巫女2話のあの謎の動物は作画さんの案。3話、とじともからの輸入回。この回のキャストさんは気合が入りまくっていた。「雪那が焼いて夜見が渡すって普通逆だよね」

 


 4話、石原さんに「智恵ってこんなに怒りましたっけ?」って言われた。ここで薫とエレンを一回絡ませようとなった。5話、舞衣ちゃんのハイライトを消していくアイディアは信田さん。迅移作画のためだけに神谷さんが呼ばれる。

 


 6話、真希さんが着崩してない→結芽が入ってきて来てから着崩してもいいんだと思った。夜見の深み。夜見の秋田弁ネタは時間的に入らなかった。7話、「清香と姫和ってこんなに仲がいいんだ」。可奈美の乳揺れはBDでパワーアップしている。美炎はどっち(無しなのか将来豊なのか)なのか会議になった。

 


 8話、この回の脚本の最初が「刀使やめてぇ」。この回からとじともでの薫が遠征で使われる頻度が増えた。立て看板をハワイにしないと馬鹿さが出ない。脚本会議ではババアはなかった。9話、実際に五十嵐さんもやきそばをすすっている。信田さん、歯にとうもろこしをつけるというト書きを初めてした。

 


 10話、13話にどうつなげるかせりふが難航した。キャストは全12話だと思っていて、9話の展開にざわついていた。姫和はちょうど平城との入れ替わりのタイミングだったのでこの話になった。ラストの夜見は「可能性」。「またね」で返す終わり。

 


刀使ノ巫女・みにとじトークセッション(質問コーナー)

 23話のEDで結芽を追加した狙いは?柿本さん、原画ですでに作ってあった。復活するというミスリードをしたかったのだが、24話はもうEDが決まっていたので、最後には出したいと思って23話になった。

 


 姫和はなぜチョコミントが好きなのか?髙橋さん、刀剣監修の寺田さんが決めた。おしゃれで尖っているセンスのイメージ。姫和の読書が趣味というのはブラフ。歯磨き粉ネタはしずまさんのアイディア。

 


 好きなカップリングは?朱白さん、沙耶香呼吹。神谷さん、エレン薫(最初から完成している関係が好き)。信田さん、美奈都篝(美奈都は篝の心を開いてくれた。だから24話で篝は泣くことが出来た。)柿本さん、まいさや(まだ未完成な関係、親子っぽい関係から沙耶香が成長していく距離感。)

 


 髙橋さん、紫朱音(22話で「朱音、後は頼む」のセリフの後の表情で姉は死ぬ気だと気づいた。)柿本さん、実は朱音にも刀使の適性があり戦えたが、紫が強いので頭担当になっている。

 


 しずまさん、夜見結芽(デザイン的に狙っていたのが結芽。ドラマCDの銭湯回。)椎名さん、しずまさんの押しはイースターのイラストで気づいた。振袖の結芽も夜見を指定していない。

 


最後のあいさつ

 朱白さん、みにとじがファンに受け入れられてうれしい。神谷さん、アニメーターとして書き方が変わった。「俺に殺陣を書かせてくれ」。信田さん、原作物と勝負させられている。財布的な意味でもお客さんの反応が重要。

 


 髙橋さん、長い旅でもあるし一瞬でもある。Nowで続いている。ターニングポイントになった作品。柿本さん、オリジナルは楽しい。いろいろなことを入れる調整やキャラ、世界観の魅力を仕込んでいる。好きになってくれ、本編やみにとじ等で(仕込んだものを)気づいてくれる。胸が震えるほどうれしい。

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新宿ロフトプラスワン